Maintenance 根管治療後のメンテナンスが大切です
歯の内部に進行した虫歯を食い止め、再発を防止するためには、精密に根管治療を行うことが重要です。根管の清掃・消毒後に薬剤を詰め、被せ物をしたら治療は完了となりますが、予後を良好に保つためにメンテナンスも欠かさず受けるようにしましょう。もしも症状が続くようであれば、外科的根管治療などの別の対応を早めに取ることができます。
抜髄した歯には神経がないので、ほかの歯よりも痛みを感じづらくなります。痛みが発生したときには、炎症が大幅に拡大している可能性があります。早期発見でなるべく軽い治療で済むよう、経過観察としてメンテナンスをお受けください。
丁寧なメンテナンスで再感染のリスクを低減します
根管治療後には、注意深く経過観察を行い、再感染が起きていないか確認する必要があります。患者さまから状態をお伺いして、口腔内の診察を行います。わかりにくい小さな異変や違和感も見逃さないように、レントゲン撮影やコーンビームCT撮影で歯と歯周組織の内部まで確認します。
当院で治療した歯はもちろん、他院で治療した歯の問題でも、気になることがありましたらご相談いただければと思います。
根管治療終了後のアフターケア
根管治療が完了したら、日本顎咬合学会認定医でもある院長が、しっかりと適切に噛み合う被せ物を取りつけます。噛み合わせの調整は入念に行います。
健康で快適な状態を保つためのアフターケアとして、虫歯・歯周病の予防は欠かせません。毎日ご家庭での歯磨きを実行していただくとともに、定期的に当院でプロのケアをお受けください。
●根管治療の一般的なリスク・副作用
・機能性を重視する場合は自費（保険適用外）での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・再度根管治療を行っても、予後が悪くなってしまうことがあります。このような場合は、外科的な治療で対応することがあります。
